バイクトラブルの顛末

喉に刺さった骨も取れたことだし、気分直しに大観山で真っ黒けな富士山でも見ながらコーヒー飲むか。とか思って西へ向かい、こんなふうに、チョー快調に走ってたんである。それがこの料金所を抜け、西湘下りのPA手前、国府津のランプあたりで大きめのギャップを拾った瞬間、そりゃーもー、ものすごい異音が鳴り響いたんである。

ガーンガッグギャギャギャヤパリパリガリガリガガガガ

もうね、クランクシャフトが折れてケースの中をコンロッドとピストンが暴れまくっているとか、プライマリーチェーンが切れるかなんかして(あり得ないと思うがw)、プライマリーケースの中でクラッチ巻き込んでグッチャグチャになってるとかを想像しちゃったけど、しかしものすごい音は出続けているものの、エンジンはふつうに回っている……ような気がする。幸いにも目の前が西湘下りのPAなのでそのまま減速してPA進入路に入るわけだけど、おそるおそるシフトダウンするとちゃんとギアも入るし、こわごわクラッチつなげば、ちゃんとエンブレもかかっているようだ。ちょっと小さくなったとはいえ、相変わらずの異音を響かせながらバイクの駐車場にたどり着き、またがったままエンジンを見下ろすと、プライマリーケースに穴は空いてないし、エンジンはふつうにアイドリングしている。

ははーん、んじゃ路面に落ちてた鉄板でも拾っちゃってどこかに巻き込んだのかな、とか思ってあっちこっち見ても、ナニも挟まってない。そういう形跡もない。ていうか、いちおー前見て走ってんだし、そんなもんが落ちてりゃ避けるっちゅーねん。やっぱ、バイクのどこかにナニかおかしいところがあるんだなあ。
エンジン回って駆動系もちゃんと機能しているようだし、とりあえずプライマリーチェーンがちゃんと張れてるかテンショナーでも見るか、と、インスペクションホールのフタを外そうとしながらS元さんに電話したところ、どうもプライマリーじゃないんじゃないかという。そして、なんとレスキューに来てくれるというので、ちょっと目的地は違うが、やっとこコーヒータイムである。ただし、かなり長時間のコーヒータイムになるだろう。┐(´ー`)┌

で、まあ、行きはチョッパー、帰りは軽トラという、古いバイクの“あるある”で、家ではなく銀河大橋へ帰還。で、軽トラからラダーで降ろすとき、前をS元さん、ワシが後ろからシーシーバー、ちゅーかフェンダーステー(?)持って支えたら、ありゃ、リアフェンダーがグラグラ。こっこっこっ、これはー。ということで、サイドバッグ外してよく見たら、なんとドライブチェーンがフェンダーを喰っていた。うーん、そりゃあ大音響が響き渡るわけである。
フェンダー止めてるネジはどこも緩んでないから、たぶんこのフェンダーにした2012年6月、そのときはたとえギリギリでもそれなりにあったはずの、チェーンとフェンダーのクリアランスが、4年の経年変化で薄っぺらい安物フェンダーやらワンオフのステーやらが徐々に変形していって、また、おそらくは最近替えたドライブチェーンの幅が当時よりちょっぴり太かったりで、本日、緩い左でドシンとギャップを拾ったその瞬間、たぶんチェーンが横に振れて、とうとうフェンダーに当たっちゃったんだろうなあ。きっと後続車には、盛大に火花が散ってるのでも見えたことだろう。火が出なくてよかったぜ。
西湘のPAで、なにかが挟まったんじゃないかとアッチコッチ見てたとき、ひとつ気になったのは、リアホイールのリムに1個、2mmくらいのリアフェンダーの塗膜がくっついてたこと。あっちこっち、塗装がパリパリになってきてる場所があるので、特に気にしなかったんだけど、アレで気付くべきだったなあ。ドライブチェーンのフロントのスプロケは見たけど、フェンダーあたりはちょうどバッグの影で見えなかったんだよなあ。

Author: shun

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