上野ふみ作で忘年会

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某水道橋ON THE BORDERでフィドル教則DVD(笑)とドブロ弦を買い、そのままK農店主と上野へ。そして実はこの個人的な音楽日記(だったのよこのblog、ホントは)をはじめた、そのさらに少し前からの密やかなる念願だった、上野ふみ作でのブルグラ忘年会に、はじめて参加させてもらったのだった。
あのころ。
サービスがはじまったばかりのヤフオクでI橋楽器発売の激安バンジョーモドキを落とし、Webで見つけたON THE BORDERに習いに行ったりしはじめたけど、ひとりで楽器いぢってたってナニも楽しくなくて、で、ブルグラな人たちのWebサイトとかを、あこがれを持って(笑)よく眺めていたあのころ。この手の人たちのWebの三大コンテンツ(笑)は、フェス、ライブ、そして宴会だった。台風直撃がわかってるのにわざわざ箱根の山中へ遭難しに行った(違)話だとか、銀座にあるらしい音楽の殿堂(?)でのライブ記録だとかはまだ理解できたけど、古びた居酒屋らしい舟天井の和室で、鍋を前にギター弾きマンドリンやバンジョーを弾き、あまつさえウッドベースまで持ち込んで大騒ぎしてる人々の写真とレポートは、ことのほか特異な印象(爆)として、記憶に深く残っていたのである。どの顔も、唄っているか笑っているかで、こんなに楽しそうな宴会は、ほかではそうそう見られるもんじゃない。さぞや濃く長く付き合っている人たちが集まっているんだろうなあ。と、うらやましさの一方で、しかし、ある種の閉鎖的な雰囲気を感じてしまったのも事実だった。まあ、きっとみんな排他的な意識まではもちろん持ってないんだろうけど、こりゃちょっとやそっとじゃ仲間に入れそうもないなあ、って感じである。フェスなら仲間と行けば、とりあえず仲間単位では楽しめる。ライブは、客として行けば音楽を楽しめる。しかし、宴会は、そうはいかない。そして臆病で人見知りで引っ込み思案なワタクシは(ホンマやっちゅーねん)、K農さん経由で知り合った主催のN西さんに誘われたりしながら、なかなか行けなかったのである。
いつの間にかブルグラな人たちの輪の、ほんの隅っこに入れてもらうようになった。何十年と付き合い、こんな忘年会を繰り返し、さらには同じバンドで一緒に唄っていた人たちとは、もちろん悲しみの大きさが比べものにならないのは言うまでもないけど、一緒にライブハウスに出演し、そのプレイに憬れた先輩を見送るような悲しい経験もした。そしてこの音楽日記(なのよホントは)を書き始めて、ちょうど4年が過ぎようとしているこの年の瀬に、ついに意を決して(爆)、あの舟天井の下の、ブルグラ忘年会に参加させてもらったワタクシなのだった。ああ、なんか、しみじみとウレシイなあ。
このセリフ書くのは3回目くらいだけど、音楽なみなさん、ホントにありがとうございました。明年もまた、よろしくお願いいたします。
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Author: shun

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