今日のサザンビーチ と放射性物質拡散予測


今日朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は、41〜43で推移していたようだ。昨日かなり唐突に、原子力規制委員会が全国16の原発に関する放射性物質の拡散予測を公表した。朝日新聞なんか、今日の朝刊の2ページ見開き全部使って、16原発の拡散予測図を掲載していたが、それによると福島と同規模の放射性物質の放出があったと仮定して、事故後一週間での被曝積算線量が100mSvに達すると予測される場所が、なんと原発から40km以上離れてる場所もあったりと、かなり重大な発表だ。これまでの原発事故に対する避難計画の根本的な見直しを国や地方自治体に強いることになるだろう。
しかし、政府や東電は必死で隠すわけだけど、原発の過酷事故としては、今回のフクイチ事件での放射性物質放出量は、奇跡的にかなり少ないレベルに押さえ込めたんである。建屋が吹っ飛んだだけですんで、作業員が現場に踏ん張れたから、どひゃーっという放出は10時間程度で押さえ込めたのだ。格納容器がぶっ飛んでたら、どんなにうまくいっても一週間とか、へたすりゃもっと長期間に渡って核燃料が露出していたり、悪くすれば核燃料が飛散したり核反応が続いてたり、なんてことになったら、放射性物質の拡散はこんな同心円で描けるようなモンじゃないだろう。
それにしても、ふつうこういう危険な施設って、事前にこんなふうなシミュレーションをキッチリした上で、その上で建設するかしないかとか、そういう判断が下されるもんぢゃないのかと思うんだが。

Author: shun

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