今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
原発事件以来、ずっと朝日が連載している「プロメテウスの罠」で、ある意味、国と東電の過失を問う本丸とも言える“津波の予見性”に関する新シリーズが始まった。東電は、当時勝俣が何度も言ってたし、事故報告書にも書いているように、津波が「想定を大きく超えるものであり、結果的に備えが足らず、津波の被害を防ぐことができなかった」と言うわけだ。国も原発事件以降は、ずっと同じことを言っている。しかし、実は東電、新しい知見でより大きい津波が想定されたとき、1Fの対策改修を検討し、吉田所長らの反対によって防潮堤などの改修を”しなかった”。そしてその。大きな津波が予見されるという新しい知見は、国土庁による99年の「津波浸水予測図」にしろ政府・地震調査研究推進本部が出した2002年のものにしろ、他ならぬ国が作って発表したものだ。こんなもの証拠を探す必要などまったくない事実。つまり予見できたかできなかったかというのは争点になり得ないはずで、国や東電は”そういうデータもあったかもしれないが、現実にはあり得ないという判断が当時は正しかった”ということにしたいんである。まあ、責任逃れの法廷闘争としては正しいのだろうが、ふつう、顧客に責任を持つ企業、国民に責任をもつ国家ならば、その判断ミスが被害を招いたからには、まずは率先して責任を負うのが道義だと思うんだけど。

Author: shun

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