今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は37〜46で推移していたようだ。ピークは12〜13時だが、未明の雨以降、午後のなかばまでずっと高めの推移だったようだ。

1Fをまるで収束したかのように扱い、除染が済めば人も戻って福島も復興、ってな印象を持たせようとしている政府や東電の思惑通り、もはや当事者以外は、福島の原発のことなんか1日に1度も思い出すことはない。しかしフクイチ、実際のところは震災から、ほとんどナニも変わっていない。5年前のメルトダウンから進んだことは、とりあえず溶け落ちた核燃料を冷やし続けて反応を抑え込んでること、4号機のアタマに乗ってた核燃料を降ろしたこと、構内の除染がかなり進んだことくらいしかないんじゃないか。
時事のサイトに、1〜3号機のアタマに乗ってる使用済み核燃料の搬出がさらに遅れそうだ、という記事があった。4号機はたまたま運転してなかったので、建屋はぶっ壊れたけど線量は低めで、なんとか記事では1535体(福島県のWebによれば1533体)の燃料を下に降ろせた。しかしそれ以外の核燃料は、すべて当時のまま放置されている。その総量は、燃料プールにあるけど線量高すぎて近づけないのが1573体と、炉から溶け落ちてどこでどうなってるのかサッパリわからない燃料が1496体分の計3000体以上(福島県のWeb)。また地震が来たら崩れ落ちそうな建屋の上や、地下水にジャブジャブ洗われて汚染を拡散している地下にあるデブリをなんとかして、それからはじめて収束したような顔をすべきだと思うんだが。
さらに、もっと重要な問題は、それらの燃料を取り出した暁に、その燃料をどこへ持ってってどう処理するかということが、まったく決まっていないということだ。1Fは、ぶっ飛んだ1〜4号機の話題ばかり出るけど、廃炉が決まった5〜6号機には、それぞれ2308体、2764体の計5072体もの核燃料が炉内と燃料プールに保管され続けている。計8000体を超える核燃料を敷地から搬出する目処は、すべての日本の原発と同じく、まったく立っていないのだ。