今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。

3月15日、ポフっと2号機のサプレッションルームあたりに穴が空いて(?)格納容器の圧力が消え、ドッカーンの可能性はなくなった。そしてこれで、核燃料が入ってた1〜3号機のすべての核燃料がものすごく静かに溶け落ちて、最悪の事態の中での、あり得ないほどにラッキーな状態に移行した。16日は4号機で出火したとか、3号機で水蒸気が出たとか、正門で10mSv/hだとか出来事もあったけど、もはやそんなのはゴミみたいな話で、すでに原発は基本的に、人智を超えて終わっていた。
もちろん、溶け落ちた燃料も冷やさなければならない。ボロボロになった建屋の上には、まだ冷やさないとダメな核燃料がプールに積んであって、炉から出した燃料合わせて1331体もの核燃料が4号機なんかその水もなくなっていた。TVでは、ナニもかもとっくに終わってたのに、現地へ向かう消防車が、まだまだ原発事故を“食い止める”ヒーローのように扱われたりの大騒ぎだった。16日といえば、新栄町が計画停電喰ったり、BOTCHY BOTCHYは停電回復後もキャンドル営業したりしてたようだ。
TVといえば、この頃、一番アタマに来たのは斑目だったなあ。専門家とは思えない、タイミングを逸し、かつ間の抜けた発言。ていうか、あの当事者意識の欠如はなんだったんだろう。なかでもいまだに語りぐさなのは、現地へ向かう首相のヘリに同乗し、水素爆発の有無を問われて「ない」と明言し、しかし数時間後に1号機建屋が爆発したというエピソードだ。
じつはこの斑目、Webサイトに好きなこと書き放題書いていて、しかもどういうわけか当時のことをマンガにして、菅直人をボロクソにこき下ろしている。で、その水素爆発に関しては、格納容器内は酸素がないので爆発しない、と言ったが、それは格納容器の中だけの話だったのに……と、理解できなかった菅直人をバカ扱い。しかし、そもそもあの段階で、すでに格納容器が健全だと思うヤツがバカだし、専門家として意見を求められてそこまで言及しないヤツはバカなのだ。
さらにこのWebを読んでりゃわかるが、東大工学部から同大学院を出て、東芝に腰掛けしてから東大に戻って講師から教授に至る東大一直線の斑目が、東工大の菅をバカにしてるの丸出し。自分に数字ばかり訊いてくるのは劣等感の裏返しだとか書いて(伏せ字だがw)たり、そんな格下の相手に従うのがホントにイヤだったんだろうなあ。絵に描いたような、学者バカ。絶対、めっちゃイヤなヤツ。で、もちろんちゃんと仕事ができりゃイヤなヤツでも役に立つんだけど、コイツの回想マンガから、同じWebにある「事故を経て原子力規制はどのように変わったか」なんつー論文ちゅーかレポートちゅーか、までに徹底して貫かれているのは、原発が日本を滅ぼすかどうか、というあのときに、TVの前で憮然とした表情を浮かべていた、あの当事者意識の欠如なのだ。すべて、人ごと。賢い自分は、一段高いところからアホどもの右往左往を見下ろして、やれやれ、とか言ってるだけっちゅー感じだ。
1Fぶっ飛びの10ヶ月前、内閣府原子力安全委員会委員長となった斑目。まあ、選民である自分はたまたま運悪くそんな役職をかぶらされて(もちろんあれだけなにも仕事しなくてももらえちゃう特別職の職員の給与、俸給月額一、四〇六、〇〇〇円に目が眩んだのは言うまでもないw)いただけで、原発の事件なんか自分のせいじゃないし、知ったことでもない。なのに格下の東工大の、しかも市民運動家なんてクズ(とでも思ったんだろう、という話である。ワシがそう思うという意味ではない(笑))にしかなれなかった落ちこぼれに使われるなんて、ガマンならなかったんだろうなあ。
菅にだって、9ヶ月前、鳩ぽっぽの後を継いでたまたま首相になったばっかり。そりゃ問題があっただろう。しかし、あの原発事件で専門家を横に置いて、菅が官邸主導で事に当たろうとし、いろいろ問題が生じたのだとしたら、全部、斑目、オマエのせいだ。そして原発を止めないと日本が滅ぶかもしれないという危機感を持ち、年寄りは死んでもいい、自分も行く、とみんなの前で公言した菅の方が、人間として、よっぽど真っ当だ。

Author: shun

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