今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜46で推移していたようだ。ピークは深夜3時。

NHK籾井会長は“原発関連の報道について「住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えてほしい」”と指示したそうな。これはつまり、アレかね、国営放送たるNHKは独自取材を捨て、政府の広報機関であれ、という意味かね。
でも、驚く話ではないよな。5年前、1Fに関する報道でも、NHKに限らず、政府の発表なんかウソンコだよ、んなもん炉心、とっくに溶けてるよ、とか、独自の見解を述べてる局なんか皆無だった。汚染の拡散を、風向きなんかと一緒に報じて、住民の避難の参考にさせる局もなかった。それらの情報は、アメリカやドイツのニュースや新聞のWebサイトだったり、みんな海外にあった。最近じゃ国防や原発に関して、朝日や毎日(&東京新聞)と、産経や読売とに分かれて論陣を張っている傾向があるけど、しかし最後の最後は、やはり“報じない”ことで国家の意を酌んだ報道を行っているように見える。
だから国境なき記者団の、世界各国の報道の自由度ランキングで、日本が去年からさらに10番も順位を落として世界72位であることにも、まったく驚きを感じない。どこかの新聞が、日本がタンザニアより低い、とか嘆いてたけど、バカか。タンザニアはまともな立憲主義の共和制国家である。アフリカの国なんかどこも部族の酋長が好き勝手に治めてると思い込んでいるんだろう。差別意識が顔を出しちゃってるぜ。
日本の報道の自由の最大の問題は、法的にはまったくほとんどなんの規制がないにも関わらず、報道する側が自主的に規制していることだ。自縄自縛とかならまだ手の打ちようもあるんだろうけど、日本のマスコミの問題はもっともっと日本的だ。原発ムラと同じように、クラブという名前の特権階級のムラを構成し、自ら進んで世の中の空気を読み、国家の意思を斟酌し、まるで親に気に入られようとするいい子のように、あるいは友達思いの親友であろうとするかのように“報道”をするのだ。そりゃあ、特にヨーロッパあたりの、自らの血で権力を倒して民主主義を手にし、報道の自由を勝ち取ってきたヨーロッパのジャーナリストたちにしてみれば、日本ほど摩訶不思議な報道をしている国はないだろう。古館や岸井が番組降りたなんて話は、どうでもいい話なのだ。