今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。

無料メルマガからスタートした「まぐまぐ!」も、いまや各種の情報を提供するインターネットメディアに発展したわけだが、そのなかの金融系(?)Webのちょっと古い記事に、規制委の前委員長代理が現規制委に耐震基準について待ったをかけた話の詳報が載っていた。
ま、規制委自体が、“わかるヤツがいない”とかいう理由で原子力安全・保安院から大量のスタッフが横滑りしてたり、ワンウェイルールもやがて空文化したり、結局は原発の再稼働を進めるために設けられたとしか思えなかったわけだけど、民主党時代にはまだ純粋に原発をなくそう、あるいはホントに安全に使用と考えた勢力もいたようで、地震学者が委員長代理をしたりしてたわけだ。その東大地震研究所教授で日本地震学会会長だった島崎邦彦が、当時自分の手がけた耐震基準の結果が、熊本地震などのデータと矛盾するとして、新たに得られた知見で耐震基準をやりなおすように、規制委に求めたのだ。まあ、裏側では学者同士のなんだかんだの確執があるのかもしれないが、少なくとも表向きは、実に科学的で正しい行動だ。しかし規制委は、おそらくは科学的な正しさや真の安全性を高めることではなく、“現在の科学で最高の安全性を確保している”という、原発再稼働のアリバイを与えるために存在しているので、ホントに科学的な人間は、ただのKYな邪魔者である。
なので、自民政権に代わって真っ先に島崎は切られ、代わりに入ったのは原発ムラのキーマン田中知東大教授だった。この件は当時、河野太郎もblogで書いて歯ぎしりしてたなあ。結局、原発を取り巻くなんだかんだはナニも変わらないまま、河野太郎は国家公安兼行政改革兼防災担当大臣を外され、まあ、たった10ヶ月でなにができるんだ、という話もあるわけだけど、歯ぎしりは大臣になっても、ただの歯ぎしりで終わったようだ。

Author: shun

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