ちょっとだけバイクをキレイにしたよ

ハッキリ言って、サビサビである。16の年からずっとバイクに乗ってきて、10台くらい同時に持ってたこともあったりで、人生でたぶん何十台ものバイクと付き合ってきたけど、これほどボロいバイクに乗ってるのは、初体験である。まあ、マフラーがちょと錆びてるとか、クランクケースのコーティングが剥がれてきてるとか、エンジンのアルミがちょと粉吹いた、なんて程度ならあったと思うけど、マフラーやフレームは言うに及ばず、ハンドルバーからミラーからウインカーから、フロントサスのインナーチューブまで真っ赤に錆びてるバイクなんてのは、ワシのこれまでの経験では、もうジャンク屋でめぼしい部品は全部剥ぎ取られて、まもなく土に還るようなゴミとか、族の小僧にパクられて橋の下に乗り捨てられて早ウン年とか、まあ、そういうモンである。マトモなヤツが乗るバイクじゃない。と、思ってたんだけど、なーぜーかー、いま、ワシが乗ってるバイクは、キックレバーとフロントサスのチューブこそ最近替えたので光ってるけど、それ以外の部品は、もー、いわゆるゴミレベルだ。昔のワシなら、こんなバイクに乗ってるやつ見たら、ああ、コイツはバイクに愛のないヤツなんだ、とか決めつけたに違いない。
でも、わしとてこのバイク、ぞんざいに扱ってたわけじゃない。コンクリの屋根付き車庫に、カバーかけてという、ライダーなら誰もがうらやむような環境で保管してたんである。逆に言えば、そんな車庫をゲットしたので、まずFXDを買い、その1年後の2007年、ショベルに乗り換えたんである。もちろん1981年製の古いバイクだけど、アメリカから持ってきたそこそこキレイなのを、フレームから組み上げたピッカピカのショベルだったんである。それがわずか10年で、こーーーんなに錆びちゃう。ステンレスも、面白いように錆びる。stainlessてのは、stainがlessなんである。wiki見ても、“ステンレス鋼は錆を防ぐためのめっきや塗装をしなくても済み、蛇口や流し台など屋外や湿気のある場所、化学薬品を扱う機械器具 (13Cr)、厨房設備 (18Cr/18Cr-8Ni) で用いられる”とあるくらいなのだ。ところが、ステンレスもへったくれもなく、錆びるのだ。いま住んでるマンションだって、ベランダの非常脱出口のステンレスのフタが、建設中からみるみる錆び始め、あっちゅー間にヒドイ状態になっちゃって、しょうがなくて入居前に施工会社がステンレスにペイントしたくらいだ。海っぺり、恐るべし、である。
NTTなど、海っぺりだろうが電線引いて保守管理しなくちゃイケナイ会社では、当然そのあたりのことを本気で研究しているわけだけど、そこで聞いた話では、とにかく海から3km以内は、その被害が“クリティカル”だそうな。茅ヶ崎で海から3kmつーと、かなり内陸だぞ。134号線の駅南口入り口から駅まで、約1.4km。市役所まで1.9km、北茅ヶ崎駅でも2.5km。鶴峯高校とか西久保あたりで、やっとこ3kmである。また、3km以内はクリティカルつーことは、1km以内はもっとクリティカル、100m以内は激クリティカル、ということだと考えるならば、ワシのバイク、カタチがあるだけマシ、ってことかもなー。(ToT
そんなわけで、サビサビのガビガビなバイクだけど、それでも光る部分は精一杯キレイにしてやろう、というわけで、お休みの今日はバイクをフキフキである。ネジが緩んでるとか、そういう異常を見つけるためにも、たまにはやっとかないと、なのだ。

Author: shun

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