今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は36〜40で推移していたようだ。風向きが北になり、少しひんやりしはじめると、線量も少し上がるのだ。何度も何度も書くけど、0.001μSv/h単位の話だ。でも、確実に、線量が上がるのだ。

業過致死傷で強制起訴された勝俣ら東電元幹部の初公判が、6月30日に決まったそうな。この3人の刑事責任に関しては、検察が2度にわたって訴追を見送った。検察が起訴しないということは、つまりこの法治国家の日本においては、罪がないということである。正確には、起訴しても公判が維持できないと検察が判断するか、あるいは起訴しちゃうと“国家が困ったことになっちゃう”と思ったということである。
刑事責任を問えるか、その焦点は、津波を予見できたか、その対策を怠ったか、である。そういう意味では、ちゃんと1Fの想定を越える津波の推測データが政府や社内から出て、東電は社内会議でその予測や検討された安全対策の案を葬っているわけだから、その責任の所在は火を見るより明らかだと思うわけだけど、なーぜーかー、検察はそれを責任なしと考えるか、あるいは公判が維持できないとして、起訴しなかったのだ。
まあ、そういうふざけたことで悪人がのうのうと逃げ果せたりできないように、市民でつくる検察審査会が「起訴相当」の議決をし、検察簡約の弁護士が強制起訴できるわけだ。そして、今回、強制起訴に持ち込んだわけだけど、持ち込まれた東京地裁の担当判事だってバカではない。東京地裁にいるのは、エリート中のエリートの、そのまた選び抜かれたエリートである。あえて国策に逆らって、家裁に飛ばされようなんてヤツが、いるわけもないのだ。ってことは、まあ、こりゃ一種の空しい“セレモニー”なのかもね。

Author: shun

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