Gibson J-200 v.s Martin D-18 !?

ヴァーサスつーても、音の対決ではない。それぞれ持ち味はまったく違うし、どっちも好きだし、強いて言うなら、チョイスはそのときのTPOの問題だ。じゃ、今回ナニを比較したいのかつーと、それはギターにとって、とっても大事な抱き心地⁉︎ あるいは弾き心地?!

方や、一般的なフォークギターのサイズになっちゃって、もはやアコギと言えばこのカタチ、であるマーチンのD(ドレッドノート)に対して、キング・オブ・フラットトップ、ギブソンのJ−200はスーパージャンボと呼ばれる巨大な17インチのボディ。これだけデカイと、かのエルヴィス・プレスリー程度のガタイがないと、大きさを持て余しちゃうんじゃないか。と、170cmのタッパしかないワシは思ってたんだけど、実際に抱えてみると、これが不思議なことにスーパージャンボの方が、なぜかドレッドノートよりおさまりがいいのよねー。

なんでかなー、とならべて眺めてて、ありゃ、と気付いた。ヒミツはこのクビレかー。
で、さっそく測ってみると、果たしてJ−200の方が、D-18より1cmほども細い。ははーん。と、厚みも測ってみたら、これまたいちばん厚いあたりで、J−200の方がD-18より1cmくらい薄い。
つまり、絶対的な大きさはJ-200の方がおっきいかもだけど、ギターを弾くときに、抱え、腕を回す場所に関しては、D-18よりJ-200の方が細くて薄いみたいなのだ。
ま、寸法的には1cmあるかないか、とかその程度の小さい差なんだけど、ワシ的にはこのビミョーな差が、結構大きな違いを感じさせる。てゆーか、寸法の差なんかより、やっぱクビレがクッキリしてるから演奏者のカラダによく馴染むのかな。いずれにせよスーパージャンボのボディがでかいのは、腕から外の、カラダに関係ない部分のようだ。

もうひとつ、J-200ってばスケール、つまりナットからサドルまでの弦の長さが長くて、押弦するテンションきつく、弾きにくいんじゃないか、という危惧があったんである。だけど、弾いてみるとそんなにキツイっつー気がしない。で、調べてみると

D-18:25.4インチ(約645.2mm)
J-200:25.5インチ(約647.7mm)

ということで、確かにD-18よりJ-200の方が長いけれど、その差、2.5mm。この、スケール長の差が生み出すテンションの差より、ヘッドの角度(コイツは17度)とか、ネックの仕込み角、サドル高や、そこからテールピースへの角度なんかの方が、よっぽど効きそうな気がする。そもそも、弦高がいちばん大事だったりして。加えてワシのJ-200はチューン・オー・マチックだとかABR-1とか呼ばれるヘンチクリンなブリッジとサドルが付いてるので、ちょっとよくわからないけど、とりあえずJ-200とD-18を弾き比べて、テンションの差は感じないなー。ニブイだけかもだけど。(^^;;

そういやJ-45は弦長24.75インチ(約628.6mm)で、J-200との差は1.8cm。さすがにこれだけ違うと、少しラクチンだ。

あー、そりゃそうと、D-18よりスケールが16.6mm短いJ-45だけど、実はボディはD-18よりJ-45の方がデカイんだよね。マーチンのDのボディは15と5/8インチだけど、J-45は16インチ。って、そりゃそうか、その昔、颯爽と登場したマーチンのドレッドノートに対抗して、ギブソンはJ(ジャンボ)出したんだもんね。なので、やっぱJ-200は、J(ジャンボ)より1インチもボディがデカイ、SJ(スーパージャンボ)と呼ぶべきなのかもしれない。で、J-45に対抗したのかマーチンにもJとかOOOOがあるんだけど、そのサイズがやっぱり16インチだ。

Author: shun

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