吉野家の缶飯牛丼を食べてみた

ワシは、言わずとしれたここんちのファンである。最小単位だけど株まで持っているくらいだ。当然、そのY(イニシャルにする意味ないわけだけど)が、常温保温3年の非常時用で、なんと缶詰の牛丼を出したという話は、ずいぶん前に耳にしちゃいたわけだ。しかし、価格もスゴイしそこらの店頭で見たことないし、で放置してたんである。それがちょいと前にお友だちから頂戴したので食べるタイミングをはかってたんだけど、今日、たまたま気が向いたので、おにぎり代わりに開けてみたのだ。てゆーか、こんな長文の前振り書くような話じゃないんだけどね。(^^;;

売り文句は「高機能玄米「金のいぶき」と吉野家牛丼の具が合体した、常温で食せる初の「ご飯缶詰」が登場です! 具材は、吉野家牛丼具をたっぷり使用。冷凍牛丼の具を用いることで、お店の味をそのまま表現しています。」とある。なんで冷凍牛丼使わないと店の味にならないのかわからないけど、お店の味がそのまま、だそうな。

しかし価格は、なんと公式通販で、一缶800円超!! もっと安く売ってる通販サイトでも、現時点で6缶で3920円(送料込み)が最安値かな。1缶653円也である。他に1缶¥598(税込)てーサイトもあったけど、送料別。1缶だと送料385円加えて1000円弱というオバカなことになっちゃう。いかな非常用とはいえ、この高価格はどうなのかなー。
しかも、なんでかわからないけど、かなり高額な缶詰なのに、この缶、内容量がたった160gなのよ。ま、比べることに意味があるかどうかわからんが、店頭で牛丼喰うと、現在の吉野家の基準では、並盛がご飯が250gに具が90gの計340gで387円税込だから、グラム単価で3倍以上だ。

でも、そんな高価な缶詰をお友だちからいただいちゃったワシ。まずはパッカンとプルトップのフタを引っ張って開缶。10分ほど湯煎するとよりウマイ、とは書いてあるけど、この商品、常温で食べられる、というのが売りだし、非常食なんだから湯煎なんて贅沢言ってられない状況で喰うことの方が多いんだろう。というわけで、常温のままである。
開けた見た目は、おー、確かに牛丼である。缶で、あの店の味が喰えるのか、と、まず肉を一切れ、口に放り込んで……。

うーん。いや、ワシ、ほんとにここんちのファンで、株主でもあるので、あえて書いちゃうけど、この味、どこが、お店の味をそのまま表現、なんだろう。まるで、どこかの不味い、油のキツイ、牛肉の大和煮缶である。ご飯も、冷めた油っぽいおじや、としか言えないなあ。まー、非常食だから、モノを口に入れられるだけでもありがたい、てな状況で喰えば、これも多少はウマイと思えるのかもしれない。しかし、少なくとも、吉野家の牛丼、という期待値を抱えたまま、こいつをパッカンして喰ったら、きっとかなりガッカリするだろう。よく商品化、ゴーサイン出たなあ。
こりゃやっぱ、“吉野家の牛丼”ではなく、なんか別の商品として売り出した方がよかったんじゃないかなあ。

Author: shun

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