V70のタイヤを替えたよ

V70で、待ったなしでやんなきゃいけなかったのが、タイヤの交換である。これだけは、受け取った瞬間からわかってたことだ。と、ここまで、FIAT 500のときのコピペ。正確にはV70の場合は、受け取る前からわかってた。納車に当たってキレイに洗われ、全く問題なさそうに見えるサイドウォールだけど、問答無用でタイヤ交換を決意させるのが、この数字。13年前の製造である。

溝はたっぷり残っているけど、ひび割れ無数。ゴムもカチカチ。ゴム製品としては、もはやゾンビだ。しかし、クルマ受け取って走っての印象は、うひゃー、VOLVOのサスだと、終わってるタイヤを、ここまでごまかしちゃえるのか、ってことだった。チンクなんか、あの短いホイールベース(車体長からは最大限に長いわけだが)にドッシンバッタンのサスだから、そりゃもう、動いた瞬間から路面の感触がザリザリだったんだけど、V70の場合、ハンドル中立付近の落ち着きのなさや、カーブで横Gかかってるときのグリップ感とかに終わってるゴムを感じられるけど、鈍い人だとちょっとロードノイズが大きいなあ、と思う程度かも。てか、V70のNVH知らないと、それさえ思わないかもなー。
これが124なんかの全盛期のメルセデスだと、そうはいかない。その高剛性のシャシーと究極まで進化したサスペンションが、終わってるタイヤをして、フレッシュなタイヤを履いたそこらのクルマを凌駕する走りを引き出し、そのうえで、このタイヤは終わってるぞ、とっとと替えろと、ドライバーを怒鳴りつけてくるだろう。つまり、すべての仕事を高次元でこなし、すべてのインフォメーションをドライバーに伝え、そしてドライバーのキッチリした仕事を要求するメルセデスに対し、ほんわか、ゆったり、多少のなんだかんだは軽くいなして、ドライバーにやさしく接するこの包容力の高さが、良くも悪くもボルボなんである。

グルーブの底は、こんなクレバスが走っている。こ、こわー。スチールワイヤーまでイってるかどうかはわからないけど、バーストする日、遠くないかも。そもそも18年で3万kmも走っていないクルマ。特にこの数年、車検証で追う限り1年に1000kmも走っていない。こういうタイヤ履いてるクルマにありがちなパターンだ。

それにしても225/45の17インチなんて、一昔前のポルシェのサイズだ。とても昔のボルボのワゴンが履くようなサイズとは思えない。と、当時のデータ見たら標準は195/65R15。だよなー。コイツの前オーナーさん、新車時の車種の選択や、他のオプションの付け方などから察するに、スポーツ性や派手さより、安全や快適性を優先するタイプ。たぶん、かなりおとなしい運転の人だと思うんだけど、なんでこんなインチアップなオプションをチョイスしたのかなあ。ナニか、絶対欲しい装備とセットオプションだったのかなあ。鉄チンのホイールにノーマルサイズのを履いてくれてたら、多分タイヤ交換代、半分ですんだのにな。

Author: shun

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です