腕時計が帰ってきた

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MILスペックをクリアし、米海軍SEALsはじめ各国ミリタリーやSWATなんかが正式採用するっちゅーLuminox。なんちゅっても放射性元素であるトリチウムガスを充填したインデックスと針が"光る"ので、闇夜でも時間がわかるのが最大の特長。夜光や蓄光とは根本的に視認性が違うのだ。さらに、時間が見えるというのをウリにするだけあって、文字盤の視認性が抜群。パッと見て時間がわかる=ステージで便利。しかもこいつ、でかいけどやたらに軽い。ベルトをNATO軍御用達とやらいうナイロン製に替えたらさらに軽量で快適。というわけで、腕に時計をはめる習慣を思い出させてくれた時計となったのだった。
ところが、ある日歩いてて、壁に時計ごと腕をコツンと当てたら、なんと短針がズレたのだ。もちろんわたしの手首は折れてないし、本体に傷ひとつない程度の、軽微な(?)ショックだったはずなのに、1時のとき、短針は12と1の中間あたりにいるようになっちゃった。これでは時間がわからない。特殊作戦従事下だったら、作戦中止である。おいおい、大丈夫か、MIL-46374F。「過酷な条件での高い実用性」てのは、いったいなんなんだ。
そんなわけで、修理に出したら時計がない。いまさらGMT IIやらSpeedmasterやらCOSMONAUTEやらのデカオモ金属を腕にはめるのも気が重い。というわけで、とかそんな理由をかこつけて、またまた懲りずに手にしちゃったのがCASIOである。
デジタル時計に軸足があるのか、ここんち、針式の時計だととても時間が見にくい。と、個人的には思う。色もデザインも、ほんとに視認性がよくない。と、個人的には思う。もしかしたら、アナログですんばらしいのを作っちゃうとデジタルが売れなくなるので、わざと見にくくしてるんじゃないか。とまで個人的には思うくらいだ。が、こと耐久性に関してはG-SHOCKに比肩するモノがないのも、もはや常識。しかも、ソーラーで発電し、電波で時間を合わせるという、真のメンテナンスフリーのもある。で、去年の3月だったか、もうしょうがない、軍門に下るかとプロトレックちゅー登山者向き全部入り(爆)デジタル時計を買ったけど、やっぱりダメででんでん使わなくなり、そもそもそれでルミノックス買っちゃったんだけど、こんど新しく出たのSKY COCKPITちゅーのは針式のくせに耐衝撃・耐遠心重力がスゴイちゅーし、CASIOにしちゃあ文字盤も見えるので、6月14日、焼き肉行く前に川崎で途中下車してビックカメラで買ったのがコレなのだった。
しかしこうして並べると、写真ではカシオも頑張ってるように見えるかもだけど、やっぱ実際の視認性は圧倒的にLuminoxの勝ちである。しかしルミノックス、放射性元素の関係でどこでもフタを開けられるっちゅーわけにいかず、電池交換に一ヶ月かかるんだそうな。