今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜48で推移していたようだ。ピークは早朝4〜5時。愛媛の伊方原発が、再稼働に向けた3例目の"合格"になりそうだ。産経の記事はたぶん意図的に触れていないが、朝日や毎日は書いているように、ここの原発の最大の問題は、日本一細長い半島、佐田岬半島の付け根近くに立地していることだ。原発あたりの半島は細いところで1kmちょっとしかない。そして地図を見ると原発から佐田岬までは大ざっぱに30kmくらいあって、その間には5000人の住民が暮らし、そこを訪れている観光客などがいる。原発でなんかあったとき、原発から遠くへ逃げたら、その先は佐田岬である。つまり、海で行き止まりだ。四国の内陸部へ向かおうと思うと、わざわざ原発に向かうことになるが、細い半島だから、原発あたりには佐田岬メロディラインと呼ばれる片側1車線の国道と細い県道3本が走っているのみ。そんなところへ5000人の住民と観光客がクルマで向かったら、道路はパンクして大渋滞。存分に被曝することになるだろう。そんな原発でも再稼働の審査に合格するのは、規制委の新しい規制基準に、避難のことが含まれていないからだ。そこには「これを満たすことによって絶対的な安全性が確保できるわけではありません」とシッカリ書かれている。
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