今日のサザンビーチ と今日の放射線量

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今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。

先日、伊方原発の再稼働が事実上認められたけど、そこには住民の避難が盛り込まれていないっちゅー話を書いたわけだが、それを詳細に書いた記事を見つけた。やっぱり原発方向へ逃げるのはアホなので、海路、大分方面へ逃げるつもりのようだけど、原発がなにでぶっ飛んだかが問題。単独事故なら港も機能しているが、地震が原因なら港は記事によれば13メートル超の津波に洗われている。仮に港が生きてても、余震でも起こってる最中に船が接岸できるのか。ヘリだって、この半島だけのために何機飛べて、何人の人間を拾えるのか。「事故が起きないと信じるしかないやろ」というのは、まったくそうだろうなあ。
で、もちろんそんな状況は伊方だけじゃなく、同じ毎日の記事だけど、地震やらで孤立し、つまりどこにも避難できない原発30km内の集落は、全国に2318もあり、20万人以上が住んでいるという。そのうち1876集落はヘリ着陸スペースがないと言うけど、いやいや、ヘリが降りられる442集落に何人住んでんだかしらないが、そんな激甚災害のまっただ中で、原発の被曝から孤立住民を救い出すためだけに回せる数百機ものヘリ、日本にないから。同記事によると"内閣府の原子力防災の担当者は「複合災害による孤立集落発生については各原発の課題として認識しており、それぞれの地域で対策を検討していく」と話し"たそうだが、そんな孤立するような場所の自治体が、いつか起こるかもしれない原発事故に備えたシェルターやヘリポート、場合によってはヘリなどを自前で整備できるわけがないから、結局、みんなまとめて見殺しである。規制委の委員長自ら、新基準に合格したって原発が安全だというわけではない、と言うのは、そういう点も含んでいるのかもしれないが、もちろんそんなことまで規制したら再稼働なんて未来永劫あり得ないので、新基準は避難のことは無視だ。