初盆

今回の、わたしの関西行を、宝塚フェスに参加するためだと思っている人がいるようだが、それは間違いである。今年一月、母親が身罷ったわけだが、この8月8日、寺からお坊さんがやってきて、初盆の供養をするために、わたしは関西にいたのである。ウソのようだが、本当だ。
お盆っていうのは、15日じゃないのか。そうなんだけど、15日はお盆の中のお盆(?)である。そんな日には、お坊さんはカケモチの嵐である。檀家という檀家を駆けずり回り、10分お経上げたらスタコラ移動、である。が、ウチは初盆でもあるので、もうちょっとゆっくりお経を読んであげたい。だから、ちょっとズラしませんか、というお坊さまの有り難い申し出を頂戴し、また、なるべく合理的に回りきりたいという寺サイドの心情を酌み(爆)、8日の午後五時以降、ちょっと遅れるかも、という、ステキな日程になったのである。
とても仲のよかった、母親の姉や弟たち(つまり叔父叔母たち)も滋賀や京都から集まってきた。そしてお坊さんがやってきたのは、ほんとに少し(かなり?)遅れて、18時30分くらいだった。そのかわり30分から、しっかりお経を読んでくれた。
しかしホントのところ、まだ自分の母親が仏になったなんて、実感がない。しばらくぶりに実家に帰ったら、とるものもとりあえず仏壇の前に座り、線香でもあげるのが正しいのだろうけど、なんと、この不肖の息子は、ホントに忘れてしまうのだ。
ちょっとそこらに、買い物にでも出かけているような感じなんだよなあ。

Author: shun

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