昨日のMARRYでも出てきた話題。最近、白い輪っかが流行ってるようで。ま、出たときからアヤシサ満杯だったせいか、多くの人が調べたり突いたりで、ほぼ裏側の様子も見えてきちゃったわけだけど。
いやあ、インターネットってこわいなあ、じゃない、便利だなあ。:-)
以下、よけいなことを追記。興味ある方のみ。(^^;;;


でまあ、これが、善意のドネーション行為を装って(3秒に1人子どもが死んでいく世界の貧しさをほっとけない→ホワイトバンドを身につけてください→300円で売ってます、という見え方なんだから、いかにWebとかでキッチリ趣旨を言ってるつっても、寄付に見えてしまったり、あるいはそう見えるように仕掛けてあると言われてもしょうがないと思う)いながら、その300円(税込み)の内の1円たりとも貧困な人々へ送られないことや、40%が販売・流通コスト(もちろん利益含む)、30%が原価(製造利益含む)、20%が広告宣伝費(当然利益を含むだろう)であることや、残る10%である「世界を貧困から救うための政治活動費」の配分や使途の予定なども含め全く公開されていないことは、わたしはどうでもいい。さらに、日本では300円だけどアメリカじゃ1ドルだという事実(製造は別口)や、80円だという製造原価にしても、中国で白いシリコンのリングを140万個も作らせて80円もかかるわけないやん、とか、“実は原価4円なんで儲かってたまりません”という噂とか、パーセンテージで原価計算しているんだから企画やデザイン、Web制作費などイニシャル的なコストも印税方式に売れりゃ売れるほどガッパガッパなのねとか、そもそもこのキャンペーンを仕掛けているのが某有名PR/マネージメント会社であることとか、そんなこともどうでもいい。実際に流行しているけど、腕にはめてる人の大多数は、世界の貧困なんか知ったこっちゃなくて、リングは単なるファッションとして装着していて、販売元の団体の主張などほとんど認識されていない(それこそが狙いなのかもしれないが(笑))なんてことも、どうでもいい。
じゃ、ナニを思ったのか。やっぱ、人間、300円出すときには、その300円がなんなのか、アタマ使ってちゃんと考えようよ、と、そんなことかなあ。
ハイキングに行って、汗だらだらかきながら山に登った。150円のペットボトルが、山のてっぺんの売店で300円だった。まあ、自販機で150円のものが300円か。でも、ここまで人が持って上がってるんだからとか、それを買う他に選択肢がない状況だとか、そういうのが150円なんだな、ということは状況を見れば誰にでもわかるし、みんなそれをわかった上で、買うか買わないかの判断をしているわけだろう。中国製の白いゴム輪が300円。てことは290円くらいが、なにか他のことに使われるんだな。こんなこと、だれでもわかる。で、そこで「世界の貧困をなくそう」というお題目を聞いた段階で思考停止しちゃイカンのじゃないか。まあ、割合とかまではともかく、そのカネがアフリカ行くのか、アジアの人なのか、国連の機関なのか、独自ルートなのか、程度の疑問は持ってしかるべきなんじゃないかと思うわけ。
次に、というか、こんな、悪いヤツがどんどんかしこくなって、実にクレバーに金を稼ぐ時代。あの手この手の詐欺やグレーなビジネスが跳梁跋扈し、法律や人の心が、悪いヤツらのアタマの回転の速さに追いつけていない時代だから、カネを出す人間は、カネを出すという行為による結果に対しても責任を追うべき時代になってきているんじゃないか。ぶっちゃけて言えば、アホがだまされるから、頭のいいヤツが次から次へとクレバーなビジネス(笑)を思いつくのだ。誰もだまされなければ、イヤな世の中も、ちょっとはマシになるかもしれない。
さらに、これはフォークの話(^^;にも共通するけど、人間、メッセージを発信するからには、それなりのリスクも被っちゃうよ、ということもある。たとえばTシャツなんてのは、メッセージ発信の道具の典型なわけで、そこに書かれたメッセージは当然、着ている人間の気持ちだと思われちゃうわけだ。なにかでかく書いてあるけど読めないしカッコいいからいいか、なんていって着てるTシャツ。そこに、実は『●●人を皆殺しにしろ!』と書いてあるかもしれない。『ワタシは誰とでも寝ます。声かけてねっ ハート』なんて書いてあるかもしれない。実際、昔『アタシを買って! 安くするわよ』と英語で書かれた、ピッチピチのTシャツを着たおねーちゃんを見たことがある。ハッキリそう書いてあるんだから、そこらのオッサンに「1万円でどう?」とか声かけられても、そらーしょーがない。失礼ね、なんて怒ったら反則だよねえ。ま、でも、カラダにモノを付けてメッセージを発信するというのは、つまりそういうことなのである。
というわけで、白い輪のアナタ。大きなお世話でホント恐縮だけど、ワタシはサックリ捨てることをオススメするものであります。なんとなればその輪っかは、“わたしは3枚のコイン程度なら、その意図や利用目的を知らなくても出す人間です”というアピールになっちゃってるからです。ワタシが募金詐欺ビジネス従事者なら、迷わずアナタをカモにさせてもらうことでしょう。