今日のサザンビーチ と、ストレステストのストレス!?


深夜には54あたりまで上がった放射線量だが、13時は50nGy/hと、いつものあたりに落ち着いている線量。何度も書いてるけど、地表近くの線量は知らない。
そういや誰がナニを呑まされたんだか知らないが、海江田経産相が出向き県知事も町長も容認した原発再稼働を、菅直人がひっくり返した。まあ、そもそも前にも書いたように、今回の再稼働圧力は誰かに操られた(笑)経産相のスタンドプレーで、独断専行リモコンのボタン押してるのはもちろん経産相で、その後ろにはまたよーわからん魑魅魍魎が蠢いているんだろうけど、やっぱ総理大臣ってのは権力あるんだなあ。ひっくり返しちゃった。脱原発の夢と、実務的都合で動く勢力に両方から手足を引っ張られて、うにゃうにゃになっちゃってる菅直人。なので首相がうにゃうにゃしてる間に、とりあえず呑ませるモノ呑ませやすい佐賀から動かして、一気に再稼働の流れを作りたかったんだろうけど、さすが市民活動家。フクシマの事故をうけてヨーロッパが6月からはじめたストレステストなるものを持ち出して、その流れを止めちゃった。
そもそも、これまでの国の基準が役に立たなかったからこんなことになった、というのは誰でもわかってるはずなのに、それに代わる新しい基準をなにも考えないうちから、原発は必要だ、だから安全だ、で動かそうってのがゴリ押しなんである。毎日の記事によれば、海江田経産相が地元に再稼働を要請したところ、首相は「原子力安全委員会に聞いたのか」と詰問したそうな。そしたら経産相は「安全委員会を通すという法律になっていない」と反論したそうな。えー、そうだったのか。と調べたら、確か安全委員会は安全の確保のための規制に関する政策に関することを決定できるが、そういう新しい規制がナニも決まっていないし、新しい規制を作らないと稼働できない、なんて決まってない。そして委員会は業者を直接規制できない。なので、首相が原発に対してそういう追試験をやるとか言い出して、なんか呑んだ連中の結束をぐちゃぐちゃにしなければ、かなり早い時期に玄海原発は再稼働していたに違いない。飛び交う怒号を無視して「一定の理解が得られた」と言い切った町長も、経産省の独断を追認して、次の選挙を戦えるとは思えなかったのかも。
経産相辞めるとか言い出して、まるで菅直人がかけたハシゴを外したから現場が大混乱だ、なんて論調ばかりが目に付く大マスコミ。まるでそのまま原発が動けばよかったのに、とでも言いたげである。でも、再稼働要請は首相も委員会も知らないところで経産相が独断で走った、というのは三者が認めているんである。そうだよダメだった基準に代わる安全基準はナニもないんだよ、いま安全だと言い張って動かすことの裏付けなんかないんだよ、という話がないのはなんでかなー。

Author: shun

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