今日13時の線量は50nGy/h。だけど深夜から数値が上がりはじめ、ピークは朝5時の63。朝10時59nGy/h、11時57nGy/hと落ちて、13時に50である。雨も多少降ったけど、2日続けて深夜から未明に上がっているのが気になるなあ。
「想定外」とかいう便利な言葉で言い逃れしていたが、実質的には「未必の故意」で生じたとしか言いようのない原発事故。そして「事故」とは呼ばれるけれども実質的なあんなもん「犯罪」である。そしてわれわれはいま、その犯人捜しをしているようなものだ。
推理小説にはいわゆる禁じ手ってのがあって、そのひとつに”探偵自身が犯人であってはならない”というのがあるわけだけど、ついこの前まで、われわれが探偵役だと信じて疑っていなかったマスコミが、実は犯人の一味だったことがばれてしまった。国や自治体、政府機関はおろか、とうとうマスコミの情報まで信じられなくなった、不幸な国。一方、世の中はインターネットによって、誰でも情報を発信できてしまう世の中になって、流れ来る情報はまさに玉石混淆。というか、99.9%はゴミだ。もちろんこのblogだって、そんなゴミのひとつ。そんな信じられない情報、押し寄せるゴミ情報のなかから、われわれは疑心暗鬼、暗中模索しながら、わずかに漏れ出してくる小さな手がかりを探しているんである。
フクシマがこんなにボロクソの目に遭い、実質的には消滅した自治体まであるというのに、原発をかかえる地元では排斥運動など起こらないし、それどころか止まってる原発を再稼働させようと躍起だ。フクシマでだって、地元の人間は避難所生活しながら、それでも原発を悪く言わなかったというし、九州の玄海原発でもそれが明らかになったように、地元と原発はもう、徹底的にズブズブなのだ。原発がなければ、生活が立ちゆかなくなるのだ。そこに住めなくなるのだ。ホントは、それまでだってそこに人は住んでいたわけだけど、いつのまにかあめ玉しゃぶらされて生きることを覚え、あめ玉なしに生きていけなくなった。いや、あめ玉なんて喩えじゃわかりにくいか。これは、ぶっちゃけて言えばシャブである。覚醒剤である。地元の経済をクスリ漬けにして、そしてなんかあったら、文句言うならシャブ出さないぞ、と脅すのだ。ハッキリ言って、ヤクザと同じだ。
その証拠に、東京新聞の記事によれば、4月13日、経産省が実質的にメルトダウンを認めて国際評価尺度をレベル7に引き上げた翌日、コッソリと「電源立地地域対策交付金」の交付規則が変えられたという。具体的には、これまでは原発がそこにあるだけでも交付された交付金が、発電量基準になった。他の交付金も、発電量や稼働実績を重視して交付されることになった。つまり、そこにある原発がちゃんと稼働していないと交付金が得られないということだ。
この改正は海江田万里経産相と高木義明文科相の連名で、官報にコッソリ掲載されただけだそうな。んなもんふつーの人はもちろんマスコミの連中でさえ誰も気付かないけど、原発をかかえる自治体は、もちろんその意味をただちに理解しただろう。原発止めたり、止まってるのがそのままだと、シャブが切れちゃうんだな。
連日ヤイヤイ原発問題が報道される中で、実はメルトダウンしてたのを把握しつつ、原発はナニも問題ないと言い張りつつ、経産省と文科省は地元の反原発運動だとか、自治体首長による停止の要請だとかを封じるべく、きっちり手を打っていたのだ。いや、それどころか、フクシマの原子炉がどうなってるのかわからない状況の中で、原発の新増設時には交付額を増やすことも盛り込まれた。つまりあの大騒ぎの中でも、政府はまだまだ原発を増やすつもりでいたのだ。
さて、海江田にそういう指示を与えたのは、誰だ?