今日のサザンビーチ と今日の放射線量 という欄


しとしと雨が降った深夜は52まで上がったものの、朝9時の放射線量は46nGy/h。つまりは0.046μSv/hである。
いまごろ気付いたんだけど、朝日新聞にも、まるで天気予報欄のような放射能欄があるのね。神奈川県の数値として茅ヶ崎も載ってるんだけど、その日その時間の数値の横に、”事故以前の最大値”てのが載っているのが笑える。そんなイレギュラーな数値と比べて、だから今日も安心でした、とでも言うつもりなのか。
本来なら、朝日新聞に社会の木鐸として、東電と政府の犯罪を糾弾する姿勢でもあるなら、事故以前の平均値、あるいは事故以前の最低値と比べて載せて、まだまだこんなに高い数値が計測されてますよ、読者のみなさん注意が必要ですよ、とか報道すべきだろう。でも、なぜか掲載しているのは最大値だけ。
そもそも事故以前の最大値ってのは、いつのことだ。最大値というからには、その日時は特定されているはずだ。その日はもしかしたら近くの危険な国が、他国の迷惑顧みずに核実験を行った日かもしれない。あるいは米ソ冷戦時代、毎日のように核保有国がドンパン核実験していた時代のことかもしれない。そして計測された異常に高い数値があったとして、それを昨日今日の放射線量の横に並べることに、なんの意味があるんだ。まだまだ、こんなもん低い値ですよ、と言いたいとしか思えないわけだけど、これで東電のための援護射撃してるつもりなんだとしたら、ホントに大マスコミの努力ってのは涙ぐましいものがあるなあ。

Author: shun

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