今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は42〜43で推移していたようだ。茅ヶ崎のような場所でもしっかりと事故前に比べれば針が振れる空間放射線量。そして北の風が吹けば線量が上がり、南の風が吹けば線量は下がるわけだ。つまり結局人間が撒いた放射性物質は、人間の手ではどうすることもできず、自然にまかせるしかないわけだ。そんな自然の手に委ねられた放射線量が、1年で40%下がったという記事が朝日の朝刊に出ていた(東京新聞のWebはコレ)。半減期で低減されるのは20%程度だそうで、つまりこれは1年間の風雨で放射性物質が流された、という話なのだ。ただし除染と同じで、放射性物質が消えてなくなったわけではない。どこかへ移動しただけの話だ。どこへ? それは海であり、地中であり、あらゆる風下の方向だ。つまり拡散し、地下へ潜ってまたどこかへ出てくるのだ。フクイチ事件は一県を超える面積の国土に、大量の放射線物質をまき散らした。小さな人間が、手にぞうきん持って一軒一軒の家の壁を拭いて除去できるような放射性物質の量ではないし、仮にただ居住エリアのみの線量を下げたところで、いったいどんな生活が成り立つというのだろうか。

Author: shun

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