今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。先日も書いたように、茅ヶ崎的には0.01単位の話ではあるんだけれど、好天で南風なのに、夏前より数値が高いのが気になるなあ。とか思って去年を見たら、やっぱりこんな感じの数字なんだなあ。浪江とか大熊見ると12μとか15μなんてのも並んでて、まったくもってスケールの違う話なんだけど。
そういや今日、1F3号機の燃料プールに落ちた燃料取扱機を引き上げるんだそうな。天井クレーンにぶら下がって、燃料棒を扱ってた重機、というか巨大なクレーンの一部装置で、総重量は35トン。こいつが地震で、操作卓もろとも燃料プールに落下したんである。その下にあったのは、566体もの燃料棒だ。いや、水素爆発で落ちたことになってるんだっけ。まあ、地震以降、建屋がぶっ飛ぶまで誰も現場を見てないので、真実はわからない。
沈んでた燃料棒、あるいは使用済み核燃料のプールそのものの破壊があってもおかしくない事故。原発がぶっ飛んで、勝俣は何度も何度も、原発は想定通り地震には耐えたが、津波が想定外の規模だったと言い続けてたわけだけど、もし、この落下が地震の揺れによるモノで、落ちた重機が燃料棒やプールそのものを壊して過酷事故に進んでいたら、コイツなんと言い訳したのかなあ。
菅直人だっけが、あまりの幸運の連続に、神がいるとしか思えない、みたいなことを言ってたけど、誰かが意思を持って、燃料ラックを上手に避けるように落としたような、ホントにラッキーが積み重なって、35トンの重機が操作卓とともに、燃料棒の上に転がっていたわけだ。で、まず去年8月、その操作卓を拾い上げようとしたところが、あろうことかつかみ損ねて落下。それでも燃料棒が傷付かないという僥倖に恵まれ、あれから1年、カッターでチマチマ端っこを切っては取り出し、やっとこ本体を20トンまで小さくして、ようやく取り出すんだそうな。
関電の八木も、しばらく現場に詰めたらどうだろう。UFOキャッチャーのように、核燃料の上の巨大な装置を吊り上げるスリルとサスペンスを生身で味わったらどうだ。原発に対する認識が、少しは変わるかもしれないぞ。

Author: shun

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