今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
そろそろ再稼働が秒読み体制に入ってきた川内。規制委は「(放射性物質がそれなりの規模で流出する)事故の発生頻度を、1原子炉当たり100万年に1回以下にするという安全目標を、川内原発は十分満たしている」という。この、100万年に1回ってのが数字のクセモノ。人間というのは基本的にポジティブに思考するように出来ているので、いまから100万年、事故はない、と思ってしまうのだ。しかし100万年に1回ということは、1分後にそれが起こっても、なんの不思議もないということだ。
今朝の朝日の連載「プロメテウスの罠」で、原告(被災者)側で証言した東大地震研の元准教授の話が紹介されていた
「(予測が示す)海域のどこで地震が起きるか分からない。では、どう対策を打てばいいか」
国側の弁護士が投げた質問は、まるで原発運営サイドに立ってモノを考えろよと言っているようだ。
「例えば千年に1回で場所があいまいでも、人の命と原子力、この二つの対策を考えればよろしい」
その通りである。予想された規模の地震や津波があるなら、少なくとも原発のような重大な施設は、人の命と原子力の対策を考え、実施すればよかったのだ。そうすれば1Fが100万年に1回の天災に襲われても、人の命と核事故を防げたはずなんである。逆に言えば東電は、人の命や核事故を防ぐことより、もっと大事なことがあったというわけだ。

Author: shun

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