キャブを変えるよ

始動性からアクセレレーションのフィーリング、戻したときの落ちの悪さにバックファイアなど、以前からあったキャブの問題が顕著になってきた。まあ、バタフライ(スロットルバルブ)の軸だのスプリングだのの可動部分はサビサビだし、中だって吹き戻してススけてたり汚れも溜まってるだろうから調子崩すのも当たり前なので、ホントならOHして傷んでる部品を交換して調整してやればいいんだけど、それとてタダではできないし、自分でできるスキルはない。
一方、CVキャブは負圧でスライドピストンが上下してボア径を変える(可変ベンチュリー)から、負圧が増減してベンチュリーが変わり、エンジンが反応するまで、多少のブランクがある。今回はたぶんピストンの動きがしぶくなってたりで、そんなタイムラグが大きくて気持ち悪くなってるわけだが、これは原理上、どんなに完全にOHしても確実に存在するブランク。なのでハーレーがCVを採用したとき、みんなガックリ、エボ買ったバイカーはこぞって社外キャブに付け替えたそうな。そしてそれ以前の製品であるショベルは、もちろん本来は、固定ベンチュリー(ていうか可変できないっちゅーことだが)のケイヒン・バタフライが付いてたのだ。

てなわけで、どうせカネかけてCVを直すなら……という悪魔の囁きに素直なワシは、先日、ヤフオクネタでも書いたように、ショーティとか呼ばれるS&SのSuper Eちゅーキャブをゲット。こいつに付け替えることにしたのだった。どでかい47.6mmの口径と、ショーティと言われるだけある短いベンチュリーは、ドッカン加速と、その代わり細いトルク、ってのを想像させる。みんなが「ハーレーらしいフィーリング」と言うけど、ハーレーらしいなんてイメージは、千差万別。ワシとの相性は、そらーもー、乗ってみないとなんともわからない。しかし某反戦歌の歌詞じゃないけど♪命はひとつ、人生は一回、である。こんなアホなバイク、いつまで乗れるかわかったもんじゃないし、乗ってみないとわからんもんは乗ってみるしかないのだ。うひひ、楽しみだなあ。
とかいいつつこのハーレー純正を示すバー&シールドがエンボスされたCVは、自力でOHし、いつでも戻せるようにする予定だったりするのだが。(^^;

Author: shun

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