G-1の忘れ物

米海軍の革ジャンである。前にも書いたようにコントラクトナンバーからすると1950年代中盤あたりに製造された、つまりワシとほぼ同い年の革ジャンだ。もう8年くらいは着てるわけだけど、先日、たまたまポケットを探ってたら、裏地になんかミョーな手触りがある。指で探ってみたら、ペンシルポケットに細長いナニかがある。ははーん、あまりに細いペンシルポケットなので、クリップの側をポケットに差し込んで筆記具を引っかけてたら、クリップが折れて本体は紛失し、クリップだけがポケットに残ったってヤツだな。ということで引っ張り出してみたら、果たしてUSA 029と彫られたレトロなクリップが出てきたのだった。Scriptoっちゅーアメリカのメーカーで、Webさがしたら当然のごとくオタクなページを発見。アタマに付いてる消しゴムを回すと1.1mmの芯が出てくる繰り出し鉛筆で、まさに50年代前後に作ってた製品らしい。と、思わぬところで年代がマッチングし、ジャンパーの年代が確認できちゃった。ワープロ(笑)がどんどん増えてきても、相変わらず原稿用紙と0.9mmのシャーペンがワシらライターのマストアイテムだったあのころ。1.1mmなんかを手にしたら、さらに骨太なフレーズが書けたかもなあ。

この会社、84年だっけにチルチルミチルの東海に喰われ、その東海もやがて倒産。さらに東海はアメリカのライター会社に喰われて、いまもScriptoブランドでチャッカマンみたいなのを作ってるようだ。また、当時モノのデッドストックが、eBayなんかで数$〜20数$で出てくる。1本買おうかな。

Author: shun

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