今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜39で推移していたようだ。
そういやFacebookだか環境系blog(笑)だかで、丸川環境相が8000Bq/kgの放射性廃棄物をコンクリに混ぜて公共工事に使うと言ってるぞ、一億総被曝だぞとかいうのが流れて、みんなシェアして怒ってるのわけだ。確かにそんなのに使えるのは100Bqまでのはずだから、そりゃ騒ぎになるなと思ってニュースソース探したんだけど、どこにも出てこない。
まあ、ご存知の通りマスコミ、エライ人同士はみーんな、こどものときからのお友だちである。社会の木鐸ヅラして、選民気分でエラソー書いてる記者だって、上司の機嫌を損ねるような真似はしない。記者クラブで顔を合わせる高級官僚や政治家たちの思いを忖度し、書いちゃいけないことは書かないわけだけど、それにしてもこんな決定が出たなら、なんか引っかかるだろう。
と、かなり探したら出てきたぞ。「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略」という“案”の、8000Bq/kg以下の汚染土を「遮蔽および飛散・流出の防止」を行った上で公共事業の盛土材等の構造基盤の部材で利用するというプランが、井上信治環境副大臣も出席した中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第3回)で検討されている。
この8000Bqと100Bqの違いちゅーのは、環境省的には“100Bq/kg は「廃棄物を安全に再利用できる基準」であり、8,000Bq/kg は「廃棄物を安全に処理するための基準」”
であり、つまりは処理するしかない土が山ほどあって困ってるから、それをなんとか減らせないか、という検討である。議事録、まだキッチリ読み込んだわけじゃないけど、いま直ちに一億被曝だと大騒ぎするほどの決定はしてないような気がするなあ。8000Bqの汚染土の活用を考える、そのことがすなわち罪だというのかなあ。
