銀河大橋の近くのラーメン屋「縁日」

昔々、黄色いテントのラーメン屋、たしか「とんこつ一龍」だっけ、だったころは、単なる賛否両論の店(爆)だった。それがあるとき、しばらくCLOSEして1年くらい? やがてオーナーさんが変わって(?)、雰囲気も大きく変わってOPENしそうな気配になって、さあ、そこからが長かった。やがてOPENしたらしい、とは聞いたものの、ワシにとっては、ずっとナゾのラーメン屋だったのだ。なんちゅっても、とにかくほとんどあいてない。ウワサでは、満足できるスープができなかったら開けないとか、たまーに開いてることがあるけど、すぐに閉めちゃったとか、いまは店閉めてどこかに修行に出てるとか、いろんな話を聞くが、とにかく、開いてない。たまーに、あっ、開いてる、ってこともあったけど、そんなときは折り悪くこっちが満腹だったり、一度なんか開いてるのを見て、ロコモーションに15分寄って戻ったらもう閉まってたり。

ってナニ書いてるんだ。そんな過去のこたーどうでもいいのだ。ナゾもなにも、店に「麺や横町 縁日」と書いてあるのだ、縁日っちゅーラーメン屋なのだ。で、今日、ロコモーションに向かう途中、こっちに賭けてお友だちが好きなミソラーメン店を通過した甲斐あって、やっと喰ったぜ、という日記なのだ。

で、もちろんラーメン頼んだわけだ。出てきたのは、醤油黒くないスープに細身の中華麺、海苔、ほうれん草、支那竹、鳴門巻きにゆで玉子に、刻んだネギがひとつまみ乗った、見た目の通り、実にコンベンショナルな志那ソバ。ふむふむ、いい香りだなあ。で、澄んだスープを一口飲んで、驚いた。これは、清にして、凛。スッキリ清らかで、薄目ではあるけど、いろんな味がしっかり乗って混ざって舌の上で和音のように響く。うーん、オマエは海原雄山か、みたいなコメントなんだけど、まさにそんな感じなのよ。うわー、こりゃ好きかも。チャーシューは豚ではなく、鶏。じゃチャーシューじゃないぢゃん、というのは誤りで、叉焼肉(チャーシューロー)てのは串焼き肉、という意味。チャーシュー=焼き豚、ではないのだ。

などと、まるでグルメ日記のようなウンチク書いちゃうほどに、驚いたラーメンなのだ。さらに、縁日っちゅーだけあって、昭和レトロな雰囲気にしつらえられた店内では、オーナーらしきふつうの若夫婦(?)がテキパキ働き、常連客(いたらしいw)ともにこやかに会話する、ふつうのお店なのだった。コレまでのウワサから想像してたのは、偏屈なオヤジ店主だったんだけど、見事に裏切られた。(^^;

どうやら最近はもう、安定して店が開いているらしい。今日現在、店主に聞いた話では、定休日は水曜、それ以外は昼時が2時だか2時半だかまでと、夜が6時から9時とか9時半とか(たぶん時間は多少アバウトなんだろう)営業してて、火曜はランチでやめちゃう日も多いそうな。しかしこんな薄味で、関東の人間、大丈夫なの? と店主に聞くと、コレをベースに、みなさん好きに味足してますよ、みたいなことを言う。そういやテーブルに数本、調味料が並んでたかも。ワシ的には、これでいいのでナニも足さなかったけど。あと、常連はみんな焼そばを頼んでいたなあ。出されるのを見ていると、皿に盛られたソバらしきものの上に、テーブルトップのようにキャベツの千切り(?)が盛り上げられ、そこにマヨネがお好み焼きのように線引きされていた。次回はそっちにもチャレンジせねば。あ、右の小鉢はサイドメニューの、本日のまかない飯、チーズカレーだ。

てなわけで、縁日、個人的にはとても好みなのだった。こんどからロコモーションに来るときは、ここんちを組み合わせることになるだろうなあ。680円でコレが喰える幸せ。あ、これ読んでる人なら、産業道路の銀河大橋へ曲がる角、でわかるだろうけど、住所は神奈川県高座郡寒川町田端1443だよん。

Author: shun

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