ピンク色した、小さなトランク。開けてみると、おー、電蓄! って、死語か。電気蓄音器、つってもわからんか。そもそも、蓄音機という言葉が、過去の遺物か。
蓄音機つーのは、つまりレコードプレーヤーである。そして大昔のレコードプレーヤーは、ゼンマイでレコード盤を回し、ラッパ状のホーンで針が拾う音を拡大してたのだ。それを、電気でターンテーブルを回し、再生音をアンプとスピーカーで拡大できるようにしたのが電気蓄音機、略して電蓄と呼んでたのよね。
少なくとも、わしの子供時代は、まだそんな言葉が生きてて、こんなカッチョいいトランクではなく、チープなプラスチック製の電蓄、あるいはポータブル・レコードプレーヤーと呼ばれはじめてたのが、多分、どこの家にもあったじゃないかなあ。立派な家具調だったりのステレオが一般庶民の家庭に普及する前の、もちろんシスコンなんてもんが登場するはるか以前の話だ。そしてレコードプレーヤーで聞いてたのはもちろん、ドーナツ盤だったり、ソノシートだったり。で、ドーナツ盤のためのアダプター(トーンアーム付け根左にハマっている)を紛失し、そんな感じの位置にシングル盤置いて回すと、ビミョーに位置がずれててトーンアームがユラユラ左右に振れたなあ。
なんてことを思い出しちゃう電蓄を、オンキヨーがGREEN FUNDINGにてプロジェクトしてたので、ついポチったのが、ようやく届いたのだった。見た目は電蓄なんだけど、てか、ほんとに電蓄として、電源つないでレコード載せりゃ、内蔵スピーカーから音が出るわけだが、φ3.5㎜ヘッドホン端子にRCAアナログ出力端子ついてるし、なんとBluetooth対応でスマホの音も鳴らせる。あ、ここ、重要なところだけど、コイツの音を飛ばせるのではなく、コイツをスマホなどのスピーカーとして使える、ということね。トランスミッターとしての機能はないのでちうい! ま、Bluetoothで飛ばせたりUSBでもつながりゃ完璧なんだけど、そりゃ価格考えたら無理か。
面白いところでは、ピッチコントロールがついてるので、録音時のスピード自体がアヤシイ音源も、イメージに近い音で再生できるかも。ターンテーブル部分がビョンビョンのバネでフローティングされてるところなんか、いい感じでレトロ。ま、店に置いておくので、興味ある方はどうぞ。

OCP-01 製品仕様一覧
商品名Bluetoothスピーカー内蔵ポータブルターンテーブル
電源・電圧50/60 Hz, 100 V(本体の電源入力:DC 12 V 0.5 A)
消費電力10 W
最大外形寸法蓋を開けたとき幅350 mm 高さ120 mm 奥行260 mm
    蓋を閉じたとき幅350 mm 高さ315 mm 奥行450 mm
質量2.5 kg
ターンテーブル駆動方式ベルトドライブ
回転数33⅓、45、78 RPM
ワウ・フラッター3 %以下
S/N比47 dB
ターンテーブル直径198 mm
モーターDC モーター
通信システムBluetooth standard spedcification Ver.5.0
対応Bluetooth®プロトコルA2DP
対応コーデックSBC
最大通信距離遮蔽物の無い見通し約20 m
出力2 W+2 W
音声入力AUX IN (3.5 mm)
音声出力LINE OUT(RCA)、ヘッドホン端子(3.5 mm)
使用スピーカー76.2 mm 4 Ω 3 W×2