歩いてたら、いきなり電波に命令された人がサバイバルナイフを手に襲いかかってきた。楽しいグアム旅行のはずが、帰りにちょっとバグダッドに立ち寄ったら、ゲリラ戦に巻き込まれた。朝から具合が悪くて、途中の駅でトイレに駆け込んだら、濡れた床に足を取られて後頭部を強打した。
で、「電波マンを街に野放しにするな」運動するとか、反米帝デモ(あるのか)に参加するとか、鉄道会社の安全管理を争点に告訴するとか、対処はいろいろあるわけだけど、それはみんな事後の話。君子危うきに近寄らずを心がけ、飛行機には乗らない、家からでない、核シェルターを地下に埋設する、なんて手を打ったって、リスクは必ず存在する。何年か前、誰がニューヨークの高層ビルに旅客機が突っ込むなんてリスクを考えただろう。
で、なんの話がしたいかというと、金曜夜の東海道線だ。東京駅から首尾よく座ることができ、静かに文庫本を読み始めたわたし。しかしわたしの右には二人のおばあさんが向かい合って座り、ナニかガサガサ食べなら、かなりの大声で話をしはじめた。ウルサイなあ。ちょっと耳が遠くなっているのだろうなあ。しかしまあ、この程度は言うまでもなく、容認すべきリスクである。さらに横のおばあさんは、どうも風邪をひいているらしく、一応、周囲に気を遣ってはいるんだろうけど、かなり頻繁に、しんどそうな咳をする。まあ、これもしょうがない。公共交通機関を利用する限り、避けて通れないリスクだ。だが、やりきれないのは通路を挟んだ筋向かいに座った男だ。
この男、咳をしていない時間より、咳込んでいる時間の方が長い。しかも、イッパイ入って血行よくなり、同時に気も大きくなっているのか、判断力が落ちているのか、マスクはもちろん、口元を押さえる程度の配慮も皆無。上を向き、下を向き、右を向き、左を向き、とにかくそこら中に向いて、これ見よがしに、これでもかと、力一杯咳き込み続けいている。きっと、咳をした先の人間が、露骨にイヤな顔をするので、次には違う方向を向こうとでもしていたのかもしれない。が、それもローテーションの問題。そのボックスの乗客は、きっと1分に何回か、直撃を喰らっていたのだろう。そして、狭い車両にギッシリの乗客である。
これはまずい。こうなったら、電車を降りるまで、息を吸うのはガマンしよう。
ホントにやったら、きっと数分で死んでしまうだろう。しかし、極力呼気を減らし、肩なんか石のように凝りまくり、って、そんな経験はきっと、ちょっと周囲に気を遣うことのできる人なら、誰だって経験があるだろう。
そして大船だっけでそのオッサンが降りるまで、かなり長時間に渡って、車両中にウイルスが撒き散らされた。君子危うきに、の論でいけば、隣の車両に移るとか、電車を一本遅らせるとか、いろいろ手もあったのかもしれないが、実際には車両は満員で、カンタンに身動きの取れる状況でもなかったのである。
もちろんこの男が、傘でビニール袋を突き破ったわけではもちろんないのだけれど、こういうのは、もはや「病原菌の散布」と言ってもいいのではないだろうか。(-_-;;;
そして、当該車両に乗り合わせて、風邪をうつされた人々は、こりゃあ「無差別テロの被害者」と呼んでもいいのではないか。(^^;;;;
かなり念入りに手を洗い、これでもかと嗽(うがい)をしたのだけれど、やはりダメだったようだ。今朝、37度3分だった体温は、いま、39度の手前まで上がっている。(ToT