夜明けのサザンビーチ と止められた関電の原発


こんな時間だけど、既に海の家はドタバタである。そしてもっと右の方(もちろん見えない)の海岸では神輿が大挙して繰り出して、とんでもない大騒ぎがやらかされているはずなのだった。
関電の大飯原発が手動で停止された。原発がコントロールを失ったときに再臨界を防ぐためのホウ酸注入用タンクが機能しなくなったからだ。ただちに運転に影響が出る故障ではない、というが、そりゃそうだろう。運転ではなく、壊れたときのバックアップ機能だもん。そして原発がぶっ飛んで、そのときにコイツが機能しなかったら、最悪はアンコントロール下での再臨界、かもしれない。フクシマ前の基準による定期検査の最終段階としての調整運転で不具合が出たので、ストレステストも1から受けることになったそうな。
しかし、思い起こせばこういうトラブルって、昔からよく新聞の三面記事で見たような気がするなあ。そしてもっともっと起こっているトラブルなんか、表に出ることもなく処理されてきていたんだろう。このホウ酸タンクの圧力低下だって、フクシマがなかったら、きっとその場でちょいちょいと修理されて、もう修理したから大丈夫だもんねってことで、なにもなかったように定期検査合格とされ、営業運転を続けることになってたんだろう。なにかあったときに、それが動かなかったことなど考えずに。そしてフクシマでは、なにかあったときに動くはずのモノがのなにもかもが動かなかったのだ。
結局は、我々の無関心が、今回の出来事の最大の戦犯だということなんだろうなあ。

Author: shun

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