今日のサザンビーチ と、政治判断ってナニ?


朝9時の線量は45nGy/h。この24時間、未明から朝に46になった以外はずっと45だった。
朝刊見たら、トップの見出しに大飯原発再稼働、政治判断へ、なんて書いてある。電力会社が、こんなふうに大丈夫です、という試験結果を出し、その検査方法や内容を経産省・保安院が妥当とし、安全委員会が問題なしと確認書を出すだろう、ということだ。そうすると、次のステップは野田首相や関係閣僚が認めれば再稼動を決定できるということである。まあ、地元の判断も必要だけれど、これはいつか兵糧攻めが効いてくるだろう。
で、ストレステストは1次評価と2次評価があるわけだけど、そもそもの前提として、どっちにしろ昨年の福島原発事故を検証した結果の基準ではない。項目だって、そもそも原発を動かしたくて動かしたくて仕方がない経産省が主導的に作っている。そして今回、パスしたから政治判断で再稼動させられる、とかいってる1次評価は、安全の余裕を調べるだけのもので、これはつまり津波の想定が5mだから防潮堤を7mにして2m分の安全性の余裕を持たせてあります、ってことだけ。つまり想定が正しいのか甘いのかとか、想定を超えたらどうなんだ、ということは、テスト項目に入っていない。なのであの班目でさえ、職務上、上がってきた1次評価の妥当性は判断するが、「1次評価だけでは安全性を評価するには不十分」だっちゅっている。しかし、委員会にそれ以上の権限はなく、1次評価だけの結果で、政治判断で、原発再稼動が容認される仕組みになっている。これはいつだっけ、経産省操り人形の海江田(つまり原発をなにがなんでも動かしたい勢力の傀儡)が独断専行に走って原発再稼動を認めたとき、菅直人が待ったをかけるべく唐突にストレステストなるものを持ち出して党内で紛糾し、で、経産省と原発に見切りをつけちゃってた菅とのせめぎ合いの結果、ストレステストは実施するものの、再稼動は1次評価で決定できる、なんてミョーなところが落としどころになったのだった。まあ、そういう意味では中途半端なテストなんだけど、しかしストレステストの話がなかったら、そして九電やらせメールだのがなかったら、きっといまごろとっくにどこかの原発は動いてただろうから、ある意味で菅直人ってエラかったんだなあ。傀儡となった与野党の魑魅魍魎が一致協力して徹底的に降ろしたがったのもよくわかるなあ。
って話が横にそれたが、1次評価ちゅーのは、つまりそんなもんだ。そして2次評価は、EUがやってるストレステストを踏まえた「総合的な安全評価を実施する」ちゅーものなんだけど、これが昨年12月までに電力会社が提出するはずだったのに、出した会社はゼロなんだという。つまり、新しい安全対策を出すと、いまある原発が動かせない=危険だらけでまぢに手を打つとカネかかりすぎてコスト合わない、ってことなんである。つまり斑目、いちおー学者だから、あの事故を見て真人間に戻ったに違いない。しかし、委員会には再稼動を認めない権限はない。
どうも政治判断というのは、安全だとか国民の健康だとか、そういうものと引き換えにして、もっと大事ななにかを守るということらしいなあ。

Author: shun

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