今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
お盆休みのサザンビーチは人でいっぱいである。そして69年前の今日の正午、亡き両親はじめ、わたしの一世代上の日本人は、玉音放送を聴いた。今日は8月15日。敗戦記念日である。
敗戦を終戦だなどと言い換えたのは、誰の陰謀なんだろう。日本人に「敗戦」と「その実態」を忘れさせるという目的は、見事に達成された。沖縄をはじめ日本のあっちこっちにある他国の軍事基地。首都圏上空の大部分の管制も他国の軍に牛耳られているのに、この国の住民は、それを自らの痛みや屈辱として感じていない。この国は、はたして真の独立国だと言えるのか。
厚木基地に勤務する友人を訪ね、食堂でメシを喰ったとき、軍事施設の中の、そんな気楽な場所にさえ見えないある線があり、そこから先は日本人が立ち入れない場所があることを知った。そしてその友人は言った。
「戦争に負けたんだから、しょうがない」
つまり大多数の日本人にとっては、日本は戦争が終わって数十年を経た、単なる平和な国でしかないわけだけれど、少しでも軍事あるいはそれに影響を受ける仕事に関わる人々にとっては、69年前に、戦争が人ごとのように終わったのではなく、日本は戦争に負けたのであり、そして戦後の戦勝国による支配はまだ終わってなくて、日本はまだ完全に主権を回復していない状態にあって、さらにこれは重要かつ信じられないことだけど、日本がそんな戦後の不自然な状態を抜け出すためには、21世紀の国際社会にあっても、もう一度戦争をやらかして、今度は勝つしか手段がないのだ。
そんな非現実的なことを考えなくていい日本を作るために、そしてなんだかきな臭くなってきたアジア情勢を戦火に至らせることなく、安定と秩序を取り戻すために、なにをどうすればいいのか。そんなことを、ちゃんとみんな考えないといけないんだろうと思う。それは決して「反戦」なる呪文を唱えることではない。

Author: shun

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