今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
小さなニュースだが、こりゃ大きな転換だ。林経産相が、2F(福島第二原子力発電所)の廃炉問題について、言葉を濁した。福島県庁で、廃炉を要請する内堀知事に対し、返事をしなかったそうな。
2Fの1〜4号機は82〜87年に稼働したもので、廃炉の40年にはまだ間があるし、しかも地震にも津波にも紙一重で耐えて、まったくの無傷でただ眠っている。東電にしてみれば、柏崎より先にこっちを動かしたいくらいだろう。
しかし、ぶっ飛んでいまも何万人もの人が家に帰れない状況を作った1Fの数km南にある原発だ。県民にしてみれば、こっちは平気なので動かしますなんてどの口が言うんだ、という話だろう。そしてたしかこれまでは、いろんな首相も経産相も「県民感情を考えれば、原発存続はあり得ない」みたいなことを言ってたわけだけど、しかし林経産相は12日、1F視察時に2Fの再稼働は「東電が決める」と言い放ち、知事との会談では、さすがに面と向かって「東電が決める」とは言えなかったのか、知事の質問を無視である。すごい立場だな大臣というのは。知事は怒らないのか。
また、知事との会談では、「廃炉と汚染水対策は国が前面に立って進めていく」と強調しているから、やっぱり原発の稼働とその利益は電力会社のもの、そしてぶっ飛んだ後始末は税金で、というアピールなのだとしか思えない。
しかも不思議なことにこのニュース、時事のWeb以外では見ない。さすがに福島民報にも林経産相と知事の対談があったことは載ってるが、2Fの廃炉問題に関する言及がない。地元紙なんだから、これはやっぱ意図的だよなあ。Google Mapからなぜか福島第二原発の表記が消えているのも気になるんだよなあ。

Author: shun

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です