今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
福島民友によると、避難指示が解除されて3カ月になる楢葉町だが、帰還者は388人と5%にとどまるそうな。しかも戻ったのは70代97人、60代128人など、高齢者が7割。コミュニティもない、学校もない、店もないという崩壊した地域社会。国の基準があまりに恣意的なら、孫請けひ孫請けにヤクザも仕切るという除染作業も信用できなくて、放射線もコワイ。そんな場所へ戻って暮らそうというのは、この先の人生の重さと、故郷で暮らすことで手に入る満足(ホントはそれは取り返すようなものではなく、東電がチョンボ打たなきゃ当たり前の暮らしだったわけだが)を天秤にかけて、残りの人生へのリスクの方が軽い人しかいないわけだ。それが楢葉の場合、5%だったということである。
