ありがとう、のんのん

別に閉店するわけじゃない。立て替えが終わった来年初夏には復活の予定なわけだけど、この、馴染みのあるのんのんは、これが見納めである。

はじめて来たのは2003年の7月5日だったようだ。このときはもちろん東京に住んでいた。この年の2月に、ひょんなことから人生ではじめてマトモに音楽をやり始めたらいきなりズッポリはまって、わずか数ヶ月後にもう“遠征”なんてことをやらかしてたんである。東京への帰り道、人気もまばらな終電近くの東海道線113系にカミサンと揺られながら、いやー、とんでもなく遠くまで来たもんだなあ、なんて思ったのを覚えている。

しかし、なんとその後湘南へ越してくることになった。引っ越しを決めるとき、この店の存在がひとつの大きなファクターとなったのは、言うまでもない。当然、茅ヶ崎の住民になってからは徹底的に出没し、そのうちはじまったフォークの日なんか進行役まで仰せ付かったりで、茅ヶ崎某店ことBOTCHY BOTCHYなんて店を作ることになっちゃうまでは、それこそ週末ごとに、深夜、いや、未明、あるいはホントに朝になっちゃうまで、足繁く通って遊ばせてもらった場所なのだ。

前回来たのは、今年の3月のようだ。“変わらない空間、変わらないマスター。こういうのも、ひとつの大事な財産なんだなあ”なーんて書いてたけど、それがいきなり、一度消えちゃうことになっちゃった。うーん、寂しいなあ。でも、とにかく、閉店ではない。立て替え期間の休業だ、ということだし、今回の突然のお休みで、作り方変えて味の深みが増したというポークソテーも、牛100%に加えて作り方にこだわりが増えたハンバーグも喰いっぱぐれているので、ワシはひたすら再開を待つのだ。とりあえず、のんのんとマスター、長い間ありがとうございました!

それにしても、なんだかんだ話してて、気が付いたら4時前である。昔は何度もあったことだけど、一度も楽器を触らず、1曲も唄わず、なんてのは初体験だ。(^^;

Author: shun

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