060727_01.jpg昔々なにかの仕事でご一緒して、以来、年賀状だけの付き合い、アレ、賀状出してるんだっけ、どうだっけ、会った記憶があるだけか? それとも一人で夢でも見たか? てなお付き合い(ナニもない、とも言う)のバイクジャーナリスト、小林ゆきさんのblogで、国交省のパブコメに関する話を見つけた。
これまで駐車施設などのインフラは放置されたまま、そのかわり悪質なケース以外は実質的に取り締まりからも放置されていた二輪の駐車だが、民間の係員による現認=即検挙という先般の改正道路交通法施行以降、かなり状況は悪化しているようだ。まあ、現在では取り締まり時のトラブルがニュースになるくらいなので、比較的常識的に取り締まりが行われているようだが、そのうち世の中が慣れてくると、さて、どうなうだろう。委託業者は当然民営企業であり、実質的に違反金でメシを喰う以上、売り上げアップ=検挙数増であり、固まって止まっている二輪なんかはまさに好餌。最小の移動で最大台数の検挙が可能だし、車検付きバイクであれば違反金の取りっぱぐれもない。
それに対して、いったい二輪メーカーはナニをしているんだ。まともなロビー活動したのか? あるいはたとえば繁華街に共同で二輪駐車場を開発するとか、抜け駆けで「●●社バイク専用駐車場」作って販促に活用するとか、なんでもいいんだけど、ナニか手を打たないと、ただでさえ使えない乗り物(笑)なのに、社会的にも使えなくなっちゃって、やがて首が絞まるよ。という話を某誌に書いたりもしたわけだけど、国交省がパブコメ募集してたのね。
しかし、まず、こんなパブコメ募集してるなんて、ワシ知らんかったぞ。たまにゃ国交省のサイトもチェックしてるけど、それでも偶然運良くヒットしないと、そういう情報を発見できない。つまり実質的には、マスコミに対してはなんかしているのかもしれないが。納税者に対してはなんの広報もしていないのと同じだ。
次に、とにかく国交省のパブコメのページが、実にわかりにくい。パブコメのリストが100から並んでて、パブコメ名がズラリとあるんだけど、「〜に関するパブコメ」の「〜」が法令名のみ。だから、関係するパブコメ募集がある、と知った上で関係ありそうなのを探してなお
(上に11項目)
●道路法施行令の一部を改正する政令等に関するパブリックコメントの募集について
(間に7項目)
●道路運送法施行規則等の一部を改正する省令に関するご意見の募集について
(間に5項目)
●道路運送車両法施行規則等の一部改正に関するパブリックコメントの募集について
(間に21項目)
「道路運送車両法施行規則」の一部改正に関するパブリックコメントの募集について
なんて感じで並んでて、つまり検索性が皆無。見出しの機能をまったく果たしていないので、片っ端からクリックするしかない。さらに、各項目をクリックしても
・意見募集の対象
 【道路法施行令の一部改正等について(別紙参照)【PDF形式】】
とかになってて、添付されたPDFファイルを開いて読んで、ようやくそれがナニのパブコメの話だかわかるのだ。
つまり、このパブコメなるもの、やらないとしょうがないのでやっちゃあいるが、本音を言ってしまえば、納税者の意見など聞きたくないとしか思えないシステムなのだった。そして言うまでもないことだが、実際にそのコメントが活かされるとは限らないし、行政としての意志決定をするなかで、どう検討されたかなんか、誰にもわからない。
さらに、この小林ゆきさんが紹介してくれたパブコメは、つまりは放置自転車解消を狙いとした、自転車や二輪の駐輪施設を、道路管理者以外の者が道路上に設置できるよう措置することを検討するためのものであり、直接の駐車方法や駐車違反取り締まりに関するものではないけれど、インフラはもちろん、インフラ整備を促進するための一切合切が放置されたまま、とにかく2007年前に、大急ぎで民間委託業者を整備しカネの流れを整備しOB人材の受け皿を整備したんだなっちゅーことがよくわかるパブコメ内容なのだった。