PLH31 しきしま


海保最大の巡視船である。サイズも構造もほとんど駆逐艦。欧州から日本まで無給油で航行できるほどの足の長さが特徴。なぜならこの船は、そもそも使用済み核燃料をフランスへ運び、再処理済みプルトニウムを持って帰ってくる運搬船の護衛用として開発されたんである。つまり原発やその燃料のサイクル事業などには、こんな船の設計製造費用も、コストに参入すべきなんである。
それはともかくしきしまは、大きさや構造が駆逐艦でも、運用が海保なので武力行使は厳しく限定され、また武装や情報システムも脆弱だ。しかし、それでも海保の巡視船にしては高い戦闘能力を持ち、防弾コックピットのヘリを2機搭載している。これは訓練か試験だとは思うけど、いまは相模湾ではなくて、尖閣に張り付いてるべきだと思うけどなあ。
筒はアイベルのD80mm f400mmの中華製ガイド鏡に古い安物の地上プリズムとケンコーおまけPL25mmを差したお気楽観望機にiPhone近づけて撮ったのだった。これで充分だなあ。

Author: shun

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